花之江の郷の夏2
7月17日の栃木県都賀町の「花之江の郷」です。まだ女郎花は咲いていませんでしたし、ミソハギも少ししか咲いていません。8月中旬になると秋の花がかなり咲き出します。蓮も今頃はもっと咲き出していると思います。カメラはオリンパスE-3とズイコーレンズ18-180mm、14-42mm、70-300mmです。この組み合わせは軽くて良いですね!
新古今集から源三位頼政(げんさんみよりまさ)の歌。
庭の面(おも)は
まだかわかぬに
夕立の空
さりげなく
すめる月かな
(意)庭の地面はまだ乾かないのに、さっきまで夕立を降らせていた空はもうそんな様子も見せずに、ただ月が冴え冴えと照っている。
詞記に夏月をよめるとあります。頼政は摂津源氏(渡辺党)の武将でした。保元・平治の乱で活躍しましたが認められず、平清盛の奏請により武将としては異例の従三位に叙せられました。その後、高倉宮以仁王(もちひとおう)(後白河院第二皇子)の令旨を申し請い、平家に対して反乱の兵を起こしましたが、準備不足の蜂起だったため宇治川で平家側の六波羅の兵と戦い破れ、平等院で切腹しました。歌詠みとしてはこの時代を代表する一人でした。鴨長明の無名抄に俊恵(源俊頼の息子で東大寺に入り僧となり、白川の僧坊を歌林苑と名付け和歌のサロンを開いた)の頼政評として「頼政卿はいみじかりし歌仙也。心の底まで歌になりかへりて、常にこれを忘れず心にかけつつ、鳥の一声鳴き、風のそそと吹くにも、まして花の散り、葉の落ち、月の出入り、雨雲などの降るにつけても、立居起き臥しに、風情をめぐらさずといふことなし。真に秀歌の出で来る、理(ことわり)とぞ覚え侍りし」とあります。
平清盛は源頼政を信頼をしていたようですし信用もしていたようです。武人と言うより和歌のサロンに出入りする雅な人物だと思っていたのだと思います。当時強力な武力を持つ摂津源氏である渡辺党の棟梁であり強力な味方と信じ込んでいたのだと思います。まさか裏切るとは信じられない気持ちだったと思います。
頼政の歌は武人の面影はほとんどありません。素晴らしい歌詠みだったと思います。歌詠みで有名な小侍従は頼政の恋人だったと言われています。また同じく歌詠みとして有名だった二条院讃岐は娘で宜秋門院丹後は姪です。頼政の反乱は無駄死だったと思われがちですが、彼の反乱が後の木曽義仲や源頼朝の反乱の導火線の役目を果たしたのです。なお、以仁王は死ぬ寸前の頼政の配慮で奈良へ落ちる途中で流れ矢にあたり亡くなりました。有名な式子内親王は以仁王の同母妹です。
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コメント
おはようございます。
花之江の郷には蓮の季節に行った事がありませんで・・・
お写真で場所や風景がわかりました。
烏山、道がわかりにくいですね。
私は頭が悪い、顔が悪い、性格が悪い・・・・・
でも感がいいのです。(笑)
特に地理的な感が・・・・
危険回避の感もいいかも・・・・
竜門の滝から入って5分ほどウロウロ・・・
もう5分わからなかったら人に聞こう・・・と思いましたら
到着しました。
大体の場所と「森田観光やなへは行かない」という情報が有効でした。
ほんとうに素敵な風景、空間でした。
日光シリーズのあとに掲載いたします。
野草と違って、名前がわからない花が沢山ありました。
投稿: shibata | 2008年7月30日 (水) 08時00分
宇治平等院で、頼政自刃の地、を見た時は息が詰まりました。
これだけ歌の才能を持った人でも、やはり「武人」だったのですね。
投稿: mimi | 2008年7月30日 (水) 08時44分
shibataさん、こんにちは。
よく辿り着けましたね!是非、宇都宮のオーナーの喫茶店へ行ってみてください。烏山のガーデンは以前NHKの取材の時に珍しい花が多いと撮影班が時間を延長してNHKのライブラリーに入れると言って1日かけて花々を撮っていきました。
投稿: シゲ | 2008年7月30日 (水) 12時21分
mimiさん、こんにちは。
頼政の歌は優しい歌が多いのですが、やはり本性は武人だったのですね!
投稿: シゲ | 2008年7月30日 (水) 12時23分
蓮に山百合、ミソハギにおまけに紫陽花と
なかなかバラエティに富んだ花の種類ですねぇ~
こんな場所なら撮影も楽しそうです。
でも、目移りするかな?!f(^ー^;
投稿: 凪々@休憩中 | 2008年7月30日 (水) 20時10分
凪々さん、おはようございます。
ここは何時も何かの花と出会えます。管理が大変だと思います。経営母体のお煎餅屋さん「がんこ職人」さんに今後とも頑張ってもらいたいですね。
投稿: シゲ | 2008年7月31日 (木) 07時11分